夜景より目立つ、オレたちの存在感
- riko sasaki
- 3 日前
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特集:都市の夜に生きる「自由」たち
彼らは今夜も車の上にいた。
光でも闇でもない、第三の空間――そこに彼らは集う。
「なんとなく集まって、なんとなく跳んだだけっすよ」
笑いながらそう語る彼らの足元には、トラック。
そして空中には、まるで重力を拒絶するかのような赤いフードの男が浮かんでいた。
警察も、大人も、ルールも。
彼らにとってはすべてが背景にすぎない。
“今、この瞬間を全力でふざける”――それが彼らの唯一の哲学だ。
深夜、ビルの谷間で。
誰にも縛られない若者たちが、今日もまた自由という名の笑い声を響かせる。
